2008.06.22 (Sun)
馬券偽造師 /中山 兼治
![]() | 馬券偽造師 (幻冬舎アウトロー文庫) (2006/10) 中山 兼治 商品詳細を見る |
【More・・・】
★★★★話は結局うまくないし、そんなに深いものでもありません。
ただこの人の思い入れと実際にやっていることがすごすぎます。
簡単に言うと馬券の偽造なんですけど、
そんなちゃちなものではないですよね。
プロとして技術をもった人間が
そのすべてをつぎ込んで初めて出来る作品。
一枚の馬券が芸術品になってしまっているように見えました。
まあ現在構成しているからここまでいえるんでしょうけど、
おそろしい腕前です。
その一途な思いになんか負けてしまって
普通にすごい人にしか見えなくなってしまう。
最後に捕まるまでの話も結構思い入れが感じられる形になっているし、
エピローグとして、懲役中の話や出てからの話がいい感じになっています。
なんか密度があるわけでもないのに、
この濃い話。
単純なのにはまってしまうタイプ。
あまりふれられていませんでしたが、
10億円を取られるJRAもすごいし、
それをほとんど馬券につぎ込んだってのはおそろしいねえ。
タグ : ★★★★
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| HOME |


