2008.03.10 (Mon)

おまけのこ / 畠中 恵 

おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)
(2007/11)
畠中 恵

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★★★★

こわい
狐者異というよそからやってきた怪しが色々と事件を引き起こす。
ちょっとバカっぽい面白い話なのに最後は若旦那の人柄で切ない物語に変貌してしまう。
そんなやさしいところがこのシリーズやめられない理由でしょうね。

畳紙
化粧をやめたいのに、やめられずに悩んでいますお雛さん。
そんな人に相談される屏風のぞき。
ある意味心理カウンセラーにもなってしまうおもしろさ。
なんか舞台を変えればそのまま現代社会の病理。といった作品にでもなりそうですね。
いいお話ですし、どちらかというと続編が気になるかな。

動く影
小さい若旦那の大冒険。近所でも評判の体の弱さ。そんな若旦那が幼かった頃の大冒険ですね。
少年探偵団のようなちびっ子達との大冒険。
幼馴染達との出会いが書かれており、それだけでも十分読み物としてはいけそうです。
しかし集中して子供を書いてもらうとうまいような気がしますね。

ありんすこく
吉原から娘と駆け落ちすると言い出して話が始まる。
これもどちらか言うと、ある作戦を成功させようと妖したちみんなでがんばる話かな。
最後の力業では笑っちゃったけど、この大作戦はおもしろいでしょう。
切なく、この閉ざされてしまった世界。人へのねたみ。そんな面白さを書いてくれる話。

おまけのこ
真珠を月だと思い込んだ鳴家。彼の大冒険ですね。
かわいい鳴家が盗まれた真珠を守ろうと必死になってがんばります。
そして同時進行で動いている、強盗事件。
こっちも面白い探偵物なんですが、鳴家のユウキある冒険にはかなわないでしょう。
若旦那が聞き分けることが出来るなんて驚きでしたし、なによりもかわいかった。

テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

タグ : ★★★★ 江戸

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